特別講座

シゴトの中国語SALONレポート

●第1回 SALON レポート

講師: 石 暁宇 先生  2010年10月31日

~教えて!対中国ビジネスマナー。
日本に精通した中国人が、注意したいポイントなどを伝授します

スケジュール

  • 1.講師紹介、講師自己紹介
  • 2.テーマ①中国人の時間に対する考え方
  • 休憩(10分)
  • 3.テーマ②縁起を大事にするビジネスマン-色&数字
  • 4.参加者の事前質問に回答
  • ①中国の文化・習慣、日本に対するイメージ、ビジネスマナーについて。
  • ②中国人と日本人のビジネスマナーにはどのような違いがありますか?
  • ③中国ビジネスで誠意は通じるのか?代理商とはなに?(卸とは違うの?)
  • 5.質問コーナー
  • 6.まとめと終わりの挨拶(5分)

サロンの内容、様子など
 (アイケーブリッジ外語学院 代表 幡野)

初めて開催した「シゴトの中国語’SALON’」。第一回講師は、文化空間(株)副社長の石暁宇さん。石先生の柔らかな物腰と明るい表情のもと、和やかな雰囲気でサロンは始まりました。

まず、「中国人の時間に対する考え方」というテーマについてお話しをしてくださいました。石先生のお話をすべてご紹介することはできませんが、ここに印象的だったお話しを以下に抜粋させていただきます。

「中国は今、ものすごい勢いで発展しています。チャンスが巡ってきたらすぐ掴まないといけない、待っていられない。ですので、中国人はとにかくせっかちです。そこで、いま中国ではこんなものが流行っています。’速成班’、’速溶珈琲’、’速効薬’、’快軌(特急列車)’、’快届’……。すぐ結果が出るもの、すぐ達成できるものが人気です。マーケティングの参考になさってみてはいかがでしょうか」

「中国人のお知り合いは時間を守りますか?どうですか?あるとき、特に遅れてくると思いませんか?実は、中国人は食事会に遅れてくることがよくあります。これは、プライドによるものなのですね。中国人は食事会に早く行くと、「食べることしか考えていない」「がめつい」という印象を与えると考えます。よって、5~10分くらい遅れてくることがあるかもしれません」

その他、訪問する際の時間設定や終了時間の設定についての細かいアドバイスもありました。

次に、「縁起を大事にするビジネスマン-色&数字」というテーマでお話しをしてくださいました。

「中国人は日常の生活においても、ビジネスでも、縁起をとても大切にします。例えば、試験の日には棒状のものを一本。そしてドーナツを2つ持って行きます。これは「1」「○」「○」と、100点を表すからなのですね。あとは、アヒルの卵を食べてはいけません。これは「0点」と同じ発音になるためです」

「中国人の好きな数字をご存じですか?8、9、6です。8は無限を表し、長続きするという意味なので、商売上とても好まれる数字です。9は結婚の際などで好まれる数字です。9の発音は「久」と同じ発音になりますので。6は出産の際に好まれます。「順」という意味が含まれるためです。電話番号や値段を付けるときにこれらの数字にこだわる人もいますね」

「物を買うときに’縁起良い数字(値段)だったから買った’とか、’○○円(元)下げると縁起が良い数字になるから安くして下さい’等、縁起を元にした値段交渉や商売が行われることは日常茶飯事です。基本的に中国人は値切るのが大好きで、値切るのが当然だと思っているので、最初は高めの値段で言ってみたらよいのではないでしょうか」

「嫌いな数字は、4です。あと2、という人もいるかもしれません。4は「死」を意味するためですが、病院のフロアや部屋番号にこの数字がないのはもちろんのこと、4階のない百貨店まであったりします。2がなぜ嫌われるかというと、北の方では2と’バカ’という発音が同じだからです。250 というのが’バカ’を表す数字なので、250元という値段は中国ではまず見ないのではないでしょうか」

「中国人が好む色は、赤、黄、紺です。赤は魔除けの意味があり、黄と紺、高貴さ、権威の象徴です」

その他、中国人の好む色、嫌う色についてシチュエーション別に具体的なお話しをしてくださいました。

その後は、参加者から事前に頂戴していた質問に答える形で座談会は進んでいきました。様々なお話しをしてくださいましたが、印象的だったのは、以下のお話しです。

「中国人の性格や考え方について教えて欲しい、とよく言われるのですが、中国は56もの民族の集合体です。56の国があるといっても過言ではありません。ですので、中国の平均値を見つけるのはとても大変です。ですので、まずは皆さんが関わる地域の性格を知って下さい。南と北では、言葉も文化も生活様式も考え方も随分違ってきます」

「中国のビジネスマナーはどんなものがありますか?との質問ですが、中国が海外と多くのビジネスをするようになったのはここ最近なので、マナーとしては日本と変わらないと思います。ただ、これまで田舎に居て、土地が売れたために突然お金持ちになった人などがビジネスをする場合、まだ国際的な感覚や、意識、教育が追いついていなく、マナーの悪さが目立つことがあるでしょう。皆さんが中国に行って気をつけなければならないことはあまりないと思います。というより、中国人のマナーが悪いところを’まだ教育が行き届いていないんだな’と、多めに見てあげて欲しい、というのが私からのお願いです」

「日本に対するイメージですが、お年寄りと若者で随分差があると思います。お年寄りはやはり戦争時のイメージ。日本人は背が低くて、強気で、まじめという印象。若い人は日本の文化に親しんでいる人が多いので、日本は開放的で、進んでいて、おしゃれと思っています。最近、デモの報道などがありますが、私の故郷大連ではまったくそんなことはありませんし、中国にいる友達に聞いても、とくに日本に対するイメージが悪くなったということはありません。国が実態より大きく報道することもありますから」

「私は、日本の皆さんから’石さんに会って中国人のイメージが良くなったと言われるのがいちばん嬉しいです。ですから、日本のイメージを良くするのは皆さん自身だと思います。是非、皆さんが日本人のイメージを良くしてあげてください’」

当日の参加者アンケートより

・中国人のビジネスマナー、習慣について丁寧に解説していただき、よく理解できました。『中国語ジャーナル』の人物インタビューでインタビュアーを務めておられる石先生の話を直に聞くことができて良かったです。中国語学習のモチベーションが高まりました。

・中国の文化についてよく理解できました。特に、ビジネスでの対応に自身を持つことができました。今後ともこのようなサロンの開催をお願いします。

・中国のことについてあまり知らなかったので、聞けて良かったことがたくさんでした。ありがとうございました!こういった講座をまた開いて欲しいです。

・中国人の考え方を聞けたことが大変ためになった。数字、色の考え方がよく理解できました。和やかな雰囲気で質問がしやすく良かったです。

・なかなか聞けない仕事の背景、知識が得られた。もう少し時間があると嬉しいです。

・疑問点が直にお聞きできたのが貴重でした。座談会形式が良かったと思いました。もう少し時間があっても良かったかなと思います。

・中国語を勉強する意欲が湧いてきました。中国の方とこれからどんどん積極的に関わっていきたいです。ありがとうございました。

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